医療事務管理士技能認定試験ってどんな資格?出題範囲や試験対策のまとめを紹介!
景気に左右されない医療事務。
これからも需要があるだけあって、幅広い世代の女性に人気のお仕事ですよね。
資格を取るのは難しいのかな?
・・・と、医療事務関係の資格に興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する医療事務管理士技能認定試験。
合格することで、医療事務管理士として働けます。
医療事務管理士とは
医療事務管理士は、医療機関の顔として患者さんとも接する機会が多いお仕事。
- 一般的な病院での医療事務のスキルを認定する「医科」
- 歯科医院での医療事務スキルを認定する「歯科」
の2種類があります。
どちらも保険制度の法律に関わる知識や医療費の算定や請求に関する知識、医療に関する知識が必要です。
主な仕事は、
- 受付や会計など患者さんとのやりとりをする受付業務
- 診療内容に対する請求作業・カルテ管理など
を幅広く行います。
コミュニケーションスキルと基本的なパソコン操作があれば問題なくできる仕事です。
ライフスタイルに合わせた勤務先を探しやすいため、子育てが落ち着いたから医療事務として働こうと考えている方や、就職を考えている方におすすめですよ。
医療事務管理士技能認定試験について
医療事務管理士技能認定試験は、技能認定振興協会(JSMA)が実施している試験のことです。
医療事務試験で基本的な接遇やマナーの問題や法律に関する問題が問われます。
1974(昭和49)年から始まった医療事務試験で45年の歴史があり、実は医療事務資格の中で最も古く、知名度も高いです。
メジャーな試験なので、未経験でもこの資格を持っていれば医療機関から優遇されやすくなります。
医療事務管理士技能認定試験の問題内容
医療事務管理士技能認定試験には医科と歯科があり、それぞれ別の試験になります。
両試験とも「学科」と「実技」が行われます。
学科試験の範囲はどちらも共通。
実技問題はそれぞれ内容が違うのできちんと確認をしましょう。
ここからは、具体的な問題内容を解説します。
資格取得を目指す前に具体的にどのような内容なのか把握しておけば勉強も進めやすいですよ。
学科試験…マークシート方式。10問出題される。 |
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実技試験…レセプトの誤りや不備を発見し訂正する問題がだされる。全部で3問。 |
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試験時間・合格基準について
受付開始 | 説明開始 | 試験時間 | |
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実技 | 9:05〜 | 9:15〜 | 9:30〜12:30 |
学科 | 13:15〜 | 13:30〜 | 13:45〜14:45 |
医療事務管理士技能認定試験は学科が1時間、実技が3時間です。
長い印象を持たれますが、実際に受験するとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
試験時間内に余裕を持って解き終わるように練習は欠かさず行うのがおすすめ。
合格基準
医療事務管理士技能認定試験の合格基準は、医科・歯科ともに同様です。
【学科試験】
70%以上の得点率
【実技試験】
・3問それぞれ50%以上の得点をしていること
・3問の合計で70%以上の得点をしていること
実技試験はこの2つの条件を満たしていることが合格条件です。
試験対策は「基礎や用語は暗記で時短。過去問などで効率あげる練習を」
医療事務管理士技能認定試験の試験対策について解説していきます。
試験は知識全般を問う「学科」とレセプト作成を行う「実技」の2つ。
この2つのうち、特に実技の対策をしっかりすることがおすすめです。
なぜなら、実技の試験は、簡単な物でも1時間、難しいもので1時間半かかることもあるから。
たった3問に対し、3時間もの試験時間があっても配分を間違うと大変。
「1時間もあれば余裕じゃないの」と思われるかもしれませんがきちんと対策をしておかないと、全く足りないのです。
そこで、実技試験を効率よく進めるためのコツを教えちゃいます。
もちろん、学科試験の対策も怠らずにバランスよく勉強していく事が大切ですよ。
【試験対策を効率よく進めていくためのコツ】
- 診療点数早見表に慣れる
- 簡単な問題は時間をかけず解けるようにする
- 用語を覚える
- 時間内に解けるよう練習
それでは一つずつ解説していきますね。
診療点数早見表に慣れる
試験会場にはテキストや参考書を持ち込むことができます。
その際、メインのテキストを把握しておくことはもちろんですが、特に実技の利用で多くなる「診療点数早見表」を使いこなし慣れるようにしておくことが重要です。
先ほど説明した通り実技は3時間で3問解かなければいけません。
点数計算やテキストを確認しているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
これではタイムロスになってしまいますよね。
持ち込みがOKなので、全ての点数を覚える必要はありません。
ただし!
「診療点数早見表を使いこなすことに慣れるようにし、どこに何が書いてあるか」
をきちんと把握しておきましょう。
そうすることで調べる時間を短縮する事ができますよ。
簡単な問題は時間をかけず解けるようにする
学科も実技も当たり前ですが設問ごとに難易度があります。
基礎的な問題については、テキストを確認せずとも答えられるよう暗記しておくことが大切です。
また、実技の3問はすべての得点率が50%超えていることが合格ライン。
どれか1問を完璧に仕上げるのではなくすべての問題をバランスよく解答できる必要があります。
コツは、「簡単な問題には30分ほどかけ難易度の高い問題に時間をかける」こと。
テキストや診療点数表などを使い、焦らず問題に取り組むようにしましょう。
用語を覚える
医療事務管理士技能認定試験の問題は専門用語が多いですよね。
そのため、初心者の方は取り組みにくいと感じる方も多いでしょう。
しかし、その専門用語は、実際に医療事務員として働く時に知っておいたほうがいい内容ばかり。
仕事をスムーズに進められると、仲間からの信頼度もグンとあがります。
特に、レセプトを作成時には、カルテに記載された内容を書き写す、病名、薬剤名を正確に記載しなければなりません。
用語の理解度があればあるほど、効率よく調べることができるでしょう。
もちろん、試験でもその用語が出題された時は、即座に判断でき、テキストで確認するスピードもあがります。
実技問題では、書き損じがあると減点の対象にもなるので正確に覚えることがポイントです。
時間内に解けるよう練習
医療事務管理士技能認定試験は試験時間が4時間と、とても長いです。
勉強に慣れていないと集中力を切らさず勉強するのも難しいもの。
ぜひ日常の勉強の中で、試験時間と問題に慣れておきましょう。
過去問題をこなし、練習の段階で慣れておくことで、本番では焦らずに本来の力を出せるようになれます。
時間配分も意識していくとなお良いでしょう。
まとめ
今回のポイントをまとめます。
【医療事務管理士とは】
- 医療機関の顔として患者さんと接する機会が多いお仕事
- 医科と歯科の2種類がある
- 主な仕事は受付業務とレセプト作成・カルテ管理など
【試験内容・試験対策は】
- 学科と実技がある
- 試験対策は基礎や用語は暗記がおすすめ
- 診療点数早見表に慣れる
- 時間内に解けるように練習
資格取得は大変ではありますが、合格すると就職や転職に役立ちます。
働き始めてからも、調べる力はずっと必要です。
試験合格に向けて、しっかりと勉強を重ねていきましょう!
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