医療事務って難しい?働いている私が仕事のやりがいや本音も紹介
女性に人気の医療事務は、どの地域に行っても求人がありブランクがあっても働きやすい職種です。
医療事務は、病院やクリニックの窓口として働いています。
転勤族の方や、仕事を離れてしまった方でも安心して働くことができるところが魅力。
子供がいても安心して働きたい
旦那の転勤があるけど仕事は続けたい
から医療事務に興味があるという方も多くいらっしゃいます。
でも「医療事務ってなんか難しそう…女性が多いから厳しい?やりがいはあるの?」なんて不安を持っていませんか。
医療事務とは
まず医療事務とは、病院や診療所などの医療機関で患者さんの対応をします。
患者さんの対応といっても、診療をするのではなく受付をしたり会計をするのがお仕事です。
「本日はどうされましたか?保険証はお持ちですか?」と、一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか。
医療事務の仕事はきつい?
医師や看護師などとは違い、医療事務は国家資格ではありません。
そのため、比較的始めやすいお仕事です。
医療事務のお仕事はきついのではないか?という声も聞きます。
実際、来院者の対応をはじめ、カルテや薬の点数のチェックといった事務作業が盛りだくさん。
いざやってみると大変な事も多いでしょう。
正直に言えば、専門性が必要な内容もあるため、きついと感じてしまう可能性があります。
では、医療事務がきついと言われる理由はどんなものがあるのでしょうか。
医療事務がきついと言われる理由6つ
ここからは、医療事務がきついと言われる理由を紹介していきます。
幅広い知識と業務が必要なので思っていた以上に仕事量があります。
1,専門性の高い職業のため勉強が必要
医療事務は勤務先が病院や診療所なので、前提として医療知識が必要になります。
また、皆さんが持っている保険にもさまざまな種類があるのをご存じですか?
健康保険や国民健康保険、労災などがあります。
それぞれの特徴や違いを理解した上で業務をしなければなりません。
さらに、患者さんからも病院のことや病気のことなど質問を受けることがあります。
事務的な対応では仕事ができません。自分で勉強して、知識をつける必要があります。
医療の現場では規則やルールが目まぐるしく変わるので、それに対応し勉強する柔軟さも必要ですね。
2,仕事量が多い
医療事務はカルテの管理から初診の人への対応、日々の会計業務などやることがとても多いです。
特に患者さんの多い病院は対応する人数も多いので、診療時間が終わるまでにへとへとに。
さらに、急患の受け入れや患者さんの様態悪化など緊急事態が起こることもあるので臨機応変な対応が必要です。
ルーティンワークでは医療事務の仕事はこなせません。
3,さまざまな患者さんの対応
病院は高齢者から小さなお子さんまで、さまざまな患者さんを対応する必要があります。
気難しい方だと気を遣うこともあるのでとても疲れます。
また、風邪が流行っているときや大型連休の前だと患者さんが増加しがち。
そんな時、待ち時間が長くなるとクレームや苦情を言う人が多くなります。
医療事務は、そんな苦情の対応をしなければいけません。
トラブルの対応をしなければいけないのは結構きついものです。
4,仕事上間違いやミスができない
大前提として、医療の現場でミスや間違いは許されません。
医療事務もそうなんです…。
医療事務の仕事には、会計業務もあり患者さんの会計や、大きい病院だと入院費の会計もする必要があります。
少しでも間違えてしまうと金額が変わってしまい、患者さんに迷惑をかけてしまいますよね。
すると病院としての在り方を疑われ病院の責任となります。
間違いひとつで信用を失ってしまう業務という覚悟が必要なので気が休まることはありません。
5,肉体労働
基本的には、病院の受付に座ってデスクワークをします。
しかし、大きな病院の場合は窓口で立ったまま対応したり、事務所と病棟を行き来するなんてこともあるんです。
私の病院では、届けられた医薬品を運んだり患者さんの手助けをすることも多く座りっぱなしということはありません。
意外と肉体労働でということも理解しておくと良いでしょう。
6,人間関係
女性が多く、多忙なこともあり人間関係で悩む医療事務も多いです。
よく言われるのが長年その病院で働いている、お局様がいること。
お局独自のルールがあったり、目を付けられると仕事がやりにくくなるケースがあります。
女性特有といった感じですね。
仕事をする上で人間関係はとても大切なポイントですが、人間関係がうまくいかず辞めてしまう人も多いんですよ。
医療事務として働いてみた本音
ここからは、私が医療事務として働いている本音と世の中で医療事務として働いている方の本音を紹介します。
1,医療関係の知識が付く
医療事務として仕事をしていると、毎日医療の現場に行きますよね。
患者さんと病気の話をすると、様態や薬のことなど自然と医療知識が身に付きます。
対処方法や、薬の知識が自然と分かるようになります。
自分が事故に遭ったときや逆に事故に出くわしたときなど、もしもの時に役立ちます!
2,自分の時間を取りやすい
病院は診療時間が決まっています。
受付時間も決まっているので、自分の時間を取りやすくプライベートの計画が立てやすいです。
火曜日や水曜日の午後が休診時であれば、ゆっくり映画を見たり買い物に行ったりのんびりできますよ。
平日休みの友人とお出かけすることもできるので、自分の時間を取りやすくリフレッシュができます。
そして、土曜日診療も午前中のところがほとんどなので、休日もしっかり休むことができます。
働き方改革により、有給休暇取得も積極的にできるようになりました!
これは病院やクリニックによって差はありますが、医療事務同士で休みを調整すればしっかり休みを取ることができます。
3,意外と残業がある
もう受付時間は終わりますよ〜閉めますよ〜というギリギリに来る患者さんって意外と多いんですよ。
もちろんすべての患者さんの診療が終わるまで医療事務は帰れません。
定時を過ぎても仕事なんてことも珍しくないです。
また、毎月診療報酬明細書、通称レセプト業務が終わらず残業になります。
これは、医療機関の収益の大部分を占める重要な業務で、健康保険などから診療報酬を請求するというもの。
医療機関として大切な仕事なのでレセプト業務が終わるまでは気が抜けません!
4,収入は期待できない
医療系はお給料いいんじゃないの〜と言われますが、全然そんなことありません。
医療事務はお給料、あまり期待しない方がいいです。
医療事務は特別な国家資格などはありませんから、いくらでも代わりが効くんです。
お給料安くても働きたいという方が多いのであまり上がらないのでしょう。
また、パートやアルバイトの場合時給制になるので、最低賃金の求人ではないか注意した方がいいですね。
ー 医療事務として働いている方の本音 ー
残業時間が多いが、上司への事前申請制で許可が中々出ないため、ほぼサービス残業になる。30時間程度しか残業時間はつかない。長時間勤務、クレーム対応の精神的負担、理不尽な上司(無視を平気でする)などの条件より、同僚達も皆疲弊しており、精神が不安定な人が多い。怒号・恐喝・恫喝を受けることは当たり前、他職種と比べて資格もない為か、人間扱いされないことは当たり前であり、そうならない為には自分も人に対して強く当たるようにならなくては、なめられてしまう。
ゆんゆんさん ( 引用元: http://honne.biz/job/s1160/2/)
医療事務で働くやりがいは?
ここからは、実際に医療事務で働くやりがいを紹介します。
忙しくて給料もいまいち、ミスもできない医療事務ってあんまりメリット無いんじゃないの?と思われるかもしれません。
しかし実際に働いてみると、私はやりがいもあり楽しく仕事ができています。
社会貢献できる
住んでいる地域の健康を守るために、病院は存在します。
その病院を支えている医療事務の存在意義を考えるとちゃんと役に立てていると実感できます。
医療事務は実際に患者さんの診療や治療はしませんが、間接的にでも関わり社会貢献できているのではないでしょうか。
患者さんから感謝される
医療事務は窓口で実際に患者さんとやりとりをし、関わりを持ちます。
患者さんの元気が良いときは、世間話なんかをして顔見知りになることも。
会計の際、患者さんやご家族から「ありがとう」と感謝をされることも多くあります。
やっぱり人からありがとうと感謝をされるのは嬉しいですよね。
事務としてでも、人から感謝される仕事をしてよかったな〜と実感できます!
患者さんの助けになっている充実感
患者さんは、体や心に何らかの不調があり病院に来ています。
体や心が弱ると精神的にも不安定になってしまいます。
そんなとき、医療事務の立場から安らげる場所を提供してあげることができるのです。
不安な気持ちは、人と話すことで和らげることができますよね。
そんな相手を思いやる気持ちを持ちながら仕事をすることで、診療治療はできないけど精神的な面で支えることができます。
まとめ
医療事務はきつい、大変などさまざまな声を聞きます。
確かに覚えることも多く気を遣う場面も多いので大変なことはありますが、やりがいもあります!
患者さんと接する中でコミュニケーションを取って仲良くなったり、感謝されることも多い仕事です。
仕事のブランクを持っていても、出産育児を経た後でも復帰しやすい医療事務。
今まで味わったことのない達成感や、やりがいを得られるかもしれません!
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